みると通信:障害福祉サービスと「サービス等利用計画」について【2】
サービス利用計画の実際
軽度知的障害のあるAさん(療育手帳B2所持)は、一緒に住んでいた母親が亡くなり、一人暮しとなりました。 Aさんは母親の遺産1,000万円を受け取っています。
母親の死後、自宅で一人暮らしを継続しており、Aさんが通っている就労継続支援B型事業所のスタッフCが心配して自宅を訪問しました。すると、自宅内は掃除もできておらず、弁当の空き箱やゴミ袋が散乱しています。また、菓子箱の中には大量の小銭が入っており、「買物のたびにお札を出し、お釣りは全て菓子箱に入れている」ということでした。
自宅には床下換気装置が設置されており、Aさんは訪問してきた業者に言われるがまま工事をして100万円近く支払っているようです。
AさんとCで区役所の高齢者・障害者相談係に相談した所、障害者相談支援事業所Dを紹介されました。
Dのスタッフ相談支援専門員EはAさんの話をよくきいて、サービス等利用計画を立てて、障害福祉サービスを上手く使いながら、Aさんの一人暮らしを支援していくことにしました。
サービス等利用計画
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